Read For Action 読書会の可能性~THE 読みにケーション!~

2年ほど前に一般社団法人Read For Action(以下、RFA)という日本最大級の読書会コミュニティの認定ファシリテーターとなって、だいたい毎月1回ペースで読書会を開催しています。世の中にはたくさん読書会があると思いますが、RFAの読書会は、「読んでつながる 力に変える」という標語のもと、みんなで読書し、ダイアログし、行動する読書会です。読書が好きな方、苦手な方、本に興味があまりない方など、どんな方にも楽しんでいただけるように設計しています。その読書会を細々と続けて、昨夜数えてみると、開催が20回となりました。

自分がファシリテーターに向いているのかわからないし、本当にやりたいのかな?と疑問に思ってましたが、半ば流されるようにファシリテーターになり、なったからにはやらなきゃならないという妙な焦りから読書会を開催。そのうち、いろんな所から開催依頼をいただき、あれよあれよともう20回になるのか~と感慨深く思いました。他の方とのコラボ読書会も数回やりました。著者の方にご参加いただく著者読書会や、出版社の協力を得て、出版前のゲラ刷りを読む読書会にも挑戦し、ゆっくりとマイペースながら、場をこなしてファシリテーションを学んできました。

私の読書会は、30枚程度のスライドを作り、しっかりじっくり学んでいただける会を心がけています。「さっき、本屋で買ってきました!」なんて方が参加しても、約2時間半の読書会が終わる頃には、「一人で読むより、断然勉強になった!帰ったら、○○に取り掛かります!」と言って頂けるような内容を心がけています。読書会は、「場が作るもの、ファシリテーターはそのお手伝いをする」という事は、最初からわかっていたものの、うまいファシリテーションをすることにこだわり、なかなか自信が持てずにいました。

2016-03-24 20.24.17

今月、企業や団体から依頼をいただいた読書会を2件、一般向けのオープンな読書会を1件と計3件の読書会をやってみて、少しずつ、ファシリテーションを楽しめるようになってきました。場の力って本当にスゴイ!!同じ本で読書会をやっても、集まるメンバーによって盛り上がり方が異なり、とても興味深いんです。そこに集まる人達の目的や考えていることによって、議論がいろんな方向へ進みます。だから、同じ本で何度読書会をしても面白い!ってことに気づきました。メンバーの属性を考えて、ちょっとずつ内容にアレンジを加えるのも楽しい。毎回実験です。

時間をさいて、せっかく参加してもらうのだから、ファシリテーターとして、しっかりと色んなことを身に着けて持ち帰ってほしい、という思いが強かったのですが、みなさん、勝手に学んで帰られます(笑)。私は著者でも専門家でもないので、大したことはお伝えできません。その場の空気の流れをつくるキッカケを仕掛け、たまに調整をちょこっとやるだけ。それだけで、どんな方も、自ら、集まったメンバーと共に膨大な何かを学んで帰られます。コミュニティーラーニングは、一人で学ぶより、加速度的で、わくわく楽しい。始まる前は知らない人だらけでも、終わるころには帰るのが名残惜しいくらいにまで、仲良くなれます。そして、応援してくれる仲間が見つかる。RFA読書会の醍醐味はこの「出会い」なのかもしれないと改めて思いました。そして、いつもの知っているメンバー同士の読書会も面白いんですよ!!仲の良い仲間がどんな本を読んでいるのかを知って話題が広がったり、仲間の課題解決をみんなで考えたり、チーム力を育て、強い絆をつくるのにも抜群の手法です。

RFA読書会は、飲み代くらいの代金なので、一晩くらい「飲みにケーション」を「読みにけーション」に変更してみるのはどうでしょうか?きっと楽しくていつもとは違う濃い数時間となるはず。ぜひ、一度ご参加してみてください!!

*読書会にもってこいの本↓

*RFA読書会のことが書かれています「バカボン!」↓

この記事を書いた人

tomoko3

現代のエビデンス社会では認められていない本物の「自然の理」を実践中。
それは、水や光に学ぶことであり、なんにでも応用できる。
室内水光栽培士/結界士