人を動かす文章が書きたい人へーー『人を操る禁断の文章術』

仕事やプライベートで文章を書く機会が多い人は、たくさんいるでしょう。メール、チャット、SNS投稿、ブログ、、、多くの情報が溢れる時代には、読んで欲しい人にきちんと読んでもらって正確に情報を伝えるのは難しい。必要な情報だけをきっちり羅列して、美しい文章が書けたとしても、それが読んでもらえるということに直接つながらないということは、読み手側になってみると、よくわかります。

私も仕事柄、多くの文章を書いています。そして、定期的に書くことについて悩みます。うまく書けない、ダメ出しをされた、ボスからなかなかOKをもらえない、そんな時は、一旦手を止めて、文章術について書かれた本を読みます。

文章作成について書かれた本はたくさんありますが、最近読んだ本が簡潔でわかりやすく、すぐに効果が出たのでご紹介します。メンタリストDaigoさんの著書『人を操る禁断の文章術』。少々、過激なタイトルですが、内容は至ってまともなものでした。そして、文章についての本をいろいろと読んでいる方にとっては、特に真新しい概念も書かれてないと感じるかもしれません。なーんだそんなこと知っていると一蹴するところですが、文章作成における基本中の基本が綺麗にまとまっているので、一度読んでみると、頭の整理に役立つのではないかと思います。

では、具体的にどういう内容なのか。本の構成としては、3つのステップで人を動かす文章を書く方法が書かれています。ステップ1で「書かない」3原則、ステップ2で7つのトリガーから1つ選ぶこと、ステップ3で5つのテクニックで書くこと。最初の「書かない」3原則を読むだけで、あなたの文章は変化すると思います。私は、この3原則をもう一度頭に入れ直すことで、スランプを脱出できました。わかっちゃいるけど、できてなかった盲点を再度認識し直すのです。この時、例文が載っているので、具体的に理解でき、自分に置き換えて考えることで、文章の作り直しをしました。極論を言うと、この3原則がきちんと実践されていたら、ステップ2とステップ3はおまけのようなもの。人に伝えて行動してもらうために、どういうことを念頭に置いて文章作成するのかといった、基本的な姿勢を再インストールすれば、文章の書き方は変わるのではないでしょうか。

この本の例文に多いのは、メールのやりとり。普段のコミュニケーションのレベルアップにも役立つと思います。ちょっとしたことで、他の人よりも伝わり心に残るやりとりができたら素敵ですよね。

記載されている細かなテクニックも役には立ちますが、基本中の基本を見直すために、読みやすく実践しやすい本だと思いました。文章作成の壁に悩まされた時、ご一読してみてください。

*紙の本

*kindle

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この記事を書いた人

tomoko3

現代のエビデンス社会では認められていない本物の「自然の理」を実践中。
それは、水や光に学ぶことであり、なんにでも応用できる。
室内水光栽培士/結界士