良い本が秘密の扉である理由
TEDスピーチで知ったアメリカの有名な児童文学作家Mac Barnett氏。
彼は真実と嘘をベン図で表わし、ちょうど重なった部分が芸術であると説きました。
この感覚、とてもよくわかります。
その重なった部分が現実から物語へ通じる秘密の扉なのです。
非現実な世界で生きている子供たち
このスピーチを観て思い出したのはサンタクロースの話。
よく考えてみるととても奇想天外で、大人の常識だと現実としてはありえない。
しかし、子供の頃は、ないかもしれないけどあるかもしれないという感覚で、サンタさんにお願いしたり手紙を書きます。
私が親に感謝していることの一つは「サンタさんを信じさせてくれたこと」。
「プレゼントをくれていたのは親だった」とわかってからも、サンタさんと聞くといつも心に温かい感覚をおぼえます。
非現実的なストーリーにつかることは心の豊かさに繋がり、人を幸せにする。
その人だけでなく、周りの人も幸せな気持ちになる。
そんな仕掛けをMac Barnett氏は絵本でやっているのです。
大人も不思議な世界に入り込みたい
私もこの世界観を、自分の得意分野で表わしていきたいなと感じました。
非現実なストーリーは、子供だけでなく大人も必要だし、ストーリーの力をここ数年とても感じています。
まず、フューチャーマッピングファシリテーターとして、描きたい未来を描くお手伝いをする。
運営している奈良漬のショップを通して、新しい世界観をつくってもいい。
人がしあわせになれる仕掛け人になりたいと思える、素晴らしいスピーチでした。
ご興味ある方、ぜひ視聴してみてください。