コミュニティ運営でもっとも大切なこと。

SNS全盛期の昨今、たくさんのコミュニティが活発に動いている。コミュニティに参加したり、仕事でコミュニティ運営していることもあって、コミュニティについて考えることは多い。簡単なようで、問題もたくさん起こりやすいコミュニティ運営。どんなことに注意したらいいか、簡単に思考をまとめてみようと思う。

仕事としてコミュニティ運営をはじめたのは2年半くらい前。そんなに難しくないと思って引き受けたのだが、なかなか一筋縄でいくものではなかった。コミュニティは人間の集合体なので、大きくうねりながらあれこれ形を変える生物のようだ。全体を把握しつつ、細かいところ、一人一人にも目を配れなくてはならない。平等に接するのはもちろんのこと、場合によっては特別対応するようなホスピタリティが必要だ。自主性が損なわれるほど道を示し過ぎてもいけないが、基礎的な安心感を与える必要はある。距離感や介入度をうまく調節し、参加者の自主的な活性を促していく。

コミュニティの内容は様々だが、私が運営しているコミュニティは、ヘッドとなる会長がいて、その方の元に多くの経営者が集っている。会長はカリスマであり、会長から学びを受けて成長することを目的として集まっている人が多い。コミュニティとして集うことで、横の繋がりができ、学ぶだけでなく切磋琢磨して行動することで、各自の成長を促すのだ。

会長からの学びは大切だが、それとは別にコミュニティの充実度が重要になる。運営していて感じるのは、会員様との距離感と、どこまで介入するか?をよく考えなければならないということ。運営側としては、近づき過ぎても遠過ぎてもよくない。人対人なので、お互いが心地よいと感じられる距離感をとる必要がある。また、あまりに介入しすぎると、自主性が失われ、コミュニティとしての良さがなくなってしまう。

感覚的には、路頭に迷わないように最低限の安心感を与える運営が必要だが、食事を用意したり、洋服を着せてあげたりする必要はない、ということ。肉を食べたいから焼肉屋を予約して食べに行こう、とか、寒いから上着を1枚着ようということは、会員様一人一人が自主的にやる方がいい。上げ膳据え膳では、コミュニティは本来の良さを失い、充実しない。多様性があるからよくて、こちらから示したもので全員が動いていては、価値の創造はむつかしい。

最低限の枠組みの中で、一人一人が思いっきり個性を発揮でき、相乗効果で加速的に成長していく。運営する側のさじ加減が大きな影響を与えることもあるから、慎重に取り組まなければならない。巨大生物のようなコミュニティを、心地よく流れるままに成長させていくことは、定量的・システム的にできる仕事ではないからこそ、面白くて難しいと思う。

この記事を書いた人

トモ

トモ

海外旅行好き(特にハワイ)のブロガー。

プロジェクトごとにジョインする雇われない働き方を実践中。
2015年より神田昌典氏主宰の経営者コミュニティ事務局。
たまに読書会やイベントを開催したり、コンサルを行っています。