【最高の体調・鈴木祐】最高のパフォーマンスをつくるためのベスト本

ここのところ、以前より健康に関心が向き、自然と手にする本も健康関連のものが増加。
ニーズが多いのだろう、書店にはたくさんの健康に関する書籍が並んでいる。
健康と言えば、ダイエット系、運動、食事、睡眠、と幅広く、読んでも読んでも尽きない。

健康に関する本の世界はカオス

おまけに、健康関連の本は、著者によって全く意見が異なる。
例えば、糖質制限を推奨するものがあるかと思えば、「おにぎりだけ食べておけ」みたいな本もある。一体どの説が有効なのだろうか。カオスの中を片っ端から読むのは、いい加減疲れるものである。

カオスから見つけた信頼できる本

そんな健康本ジプシーから抜け出す、最高の1冊を見つけた。
私はフォトリーダーだが、フォトリーディングするのをすっかり忘れ、一気に3回も熟読してしまったほどだ。
平成最後の夏に出会った素晴らしい1冊は、鈴木祐氏の『最高の体調』。

大まかな内容は進化論をベースに最高のコンディションに導くというもの。
私たちが抱えている不調の原因は「文明病」によるもので、改善のヒントは古代人の生活にある。
遺伝子レベルで私たちの体と心は、現代の生活にうまく適応できていない。それをあらゆる角度から考察し、総合的に改善していくという内容だ。

年間5000本の論文を読破する著者によるアドバイス

理論どまりではなく、具体的な策を「実践ガイド」に落とし込んであるのが良いところ。すぐに行動にうつすことができる。
著者は年間5000本の論文を読破して情報収集、多くの科学的分析や自ら試した体験から結論を導く、なかなかの変態(いい意味で!)だ。
構成も素晴らしく、丁寧かつ親切につくられた本である。

一番よかった部分は?

中でも第6章の「価値」は考察が素晴らしく、大きな気づきを得ることができた。
具体的には、また別の記事にまとめたいと思うが、この章を読むだけで、十分得るものがあるのではないだろうか。
現代人が陥っている、ぼんやりした不安の原因とそれを解消する方法が書かれている。

最高の体調になるためにできること

健康に関しては、この本を大原則として、あとは必要な部分の知識を肉付けして、実行すればいいだろう。おまけにその肉付けは、著者のブログを読めばだいたい事足りそうだ。

健康と一言で言っても、精神と肉体と両面から考える必要がある。この本は、網羅的であり、根底から考察してある上、具体的な改善策を提示している。それは、ふんわりした裏付けからではなく、メタ分析された膨大なデータの上に成り立つものだ。安心して信頼し、最高の体調を目指そうと思う。

この記事を書いた人

tomoko3

現代のエビデンス社会では認められていない本物の「自然の理」を実践中。
それは、水や光に学ぶことであり、なんにでも応用できる。
室内水光栽培士/結界士