ゆるさが心地よい?!関西うまうま会。

関西うまうま会(KUK)という集まりを、1〜2ヶ月に1度、開催している。これ以上ないほどゆるいコミュニティ(笑)なんだけど、なんだかんだで1年以上続いていて、昨日の開催は9回目だった。テーマは、大阪を中心に関西の「うまくて」「コスパいい」お店へ、メンバーで食べに行くというだけの会。うまいのは当たり前、でも、うまいだけでなく、関西人としてはコスパがよくなくてはいけない。基本的にメンバーが行ったことのあるお店でオススメの店を、毎回持ち回りで紹介している。

これが、なかなかのクオリティで、今までハズレだったお店がない。毎回お酒も飲んで、飲食合計が一人当たり4000円を下回っている。そりゃあ、1万円とか出せば、もっと美味しい料理はたくさんあると思うが、飲み放題をつけても4000円ポッキリくらいの金額帯だからすごい。毎度美味しい美味しいと食べて飲んで、いろんなことを話す。合言葉は「すべらんな〜」。すべらない店を見つける会でもあるのだ。

この集まりは、会同様、かなりゆるい知り合いが集まって始まった。東京から大阪に遊びに来るという友人が「鶴橋しかホテルがとれなかった。この近辺の方、遊んでください」とSNSに投稿。たまたまそれを見つけ、近所だし、時間もあったから、鶴橋散策〜夜ご飯のお誘いを申し出た。すると、あれよあれよと参加する人が増え、第1回がスタート。しっかりと計画して始まったものでなく、事の成り行きでしかなかった。しかもこんな始まりだったから、SNSを見たゆるゆるつながりの集まりで、1度しか会ったことがない、なんて人も。それでも美味しい物を一緒に食べると、盛り上がる。仕事が終わって駆けつけてくれた人や、久しぶりに会う人が多くて新鮮だった。

というわけで、こんな無計画なコミュニティがやんわりと続いていて、1年を経てとても仲良しメンバーへと成長。なぜだか、お互い思っていることを格好をつけずになんでも話すことができる。それは、みんなが感じていることで、回を追うごとに、心地よい世界を創り出している。最初にSNSでつぶやいてくれた友人は、毎回のように東京から、この食事のためにやってくる。第1回目のお店を提案してくれた友人は、まとめ役として、やんわりみんなを引っ張ってくれるし、料理やおもてなしが得意な友人は自宅を解放して手料理を振舞ってくれる。個人の強みを活かしてぐるぐる回る会へと成長した。実に不思議な会なのだ。

いくつかのコミュニティに属し、仕事でもコミュニティ運営をしているため、コミュニティがうまく存続する要素について、とても興味がある。いつか、いろんなコミュニティと比較し、関西うまうま会の良さをもう少し理論的に解明してみたい。コミュニティがうまく機能する理由や、そこから今後どうなっていくのか。これほど目的や理念がないコミュニティ(笑)が、どれだけ人との交わりを輝かせ、人を成長させるのか、今後が楽しみである。

*関西うまうま会の毎回のレポートは、KUKリーダー格のブロガーすぐっちが、まとめてくれている。こちらのブログをご参考ください。

この記事を書いた人

tomoko3

現代のエビデンス社会では認められていない本物の「自然の理」を実践中。
それは、水や光に学ぶことであり、なんにでも応用できる。
室内水光栽培士/結界士