味噌ソムリエさんに教わり、鉄火味噌をつくりました。
鉄火味噌って何?
まぐろ?
でも、お味噌なのよね??
と、あえてググらず、はてなで期待感をいっぱいにして出かけました!
お初にお目にかかった鉄火味噌は、一見コーヒーの粉のよう。。味見してみると、なんともいえない深い風味と優しい塩味が。それにしてもこれは一体何でできているのだろう?
鉄火味噌づくりはひたすら単調な作業が続くとは聞いてましたが、まず、ゴボウをおそろしく細かくみじん切りにします。
かなり小さく細かく刻んでも、先生の厳しいダメ出しがきます。
ペーストになるのでは?と思えるほど細かく刻んでやっとOKがでました。
その後、人参とレンコンも細かく刻んで、ひたすら切り刻む作業終了。
次はひたすら火を通す作業。
ごま油を入れて、ごぼう、にんじん、レンコンを順に消えそうな火でゆっくり炒めます。
その後八丁味噌を投入し、またごま油を加えてひたすら火をとおす。途中でしょうがを入れて、とにかくひたすら混ぜる。
嘘のようですが、最後にぱらっぱらの細かい粒状になります。
だいたい3~4時間かかりました。
修行僧のように、ひたすら単調な作業が続くので、1人で自宅でやるのは辛そうですが、みんなでわいわいやるとあっという間に終わりました。
食に関する知識や情報交換、その他ビジネスの話やらなんやらと、鉄火味噌づくり以上に活性化した時間でした!
さてさて、鉄火味噌の豆知識。
鉄火味噌は、食材と製造過程から、マクロビオティックにおいて極陽性食品という位置づけです。
材料と分量と陰陽をまとめてみました。(約300gの鉄火味噌をつくる場合)
<八丁味噌> 270g 陽性
<ニンジン> 120g 陽性
<ごぼう> 90g 陽性
<れんこん> 90g 陽性
<ショウガ> 12g 陽性
<ごま油> 大6 陽性
- 八丁味噌は石で圧力がかかっているので陽性
- 材料を細かく刻むのは陽性
- 混ぜ合わせるという回転は陽性
このように鉄火味噌は、陽性のエネルギーでつまっています。
次の日、寒い朝にこのふりかけを食べるとすごいパワーを感じ、また体温が上がる感じがしました。
戦時中、戦場へ持って行ったというのもわかります。
放射能対策に食べるというのも納得です。(放射能は極陰性なので)
マクロビ、陰陽、とっても面白いです。
体に良くて美味しい日本の伝統食、伝え残していきたいですね!