ハワイ初日の夜の過ごし方 2018年10月〜11月 ハワイ旅行記(オアフ島)【4】

夕方になると一旦ホテルの部屋に戻り、着替えて食事に出かける。
ハワイの1日はどの時間帯も素敵だけれど、なんと言っても夕陽が沈む時は格別だ。
比較的ゆったりとしたスケジュールの初日こそ、最高の夕陽タイムを過ごしたい。

最高の景色と音楽とダンス「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」

昼間にワイキキを流すことで、ずいぶんと気分がハワイモードに切り替わった。
仕上げは、ワイキキサンセット、ハワイアンミュージックとフラダンスで完璧にする。
この3つを最高レベルで提供してくれるのが、有名ホテル「ハレクラニ」の1Fにある「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」というレストランだ。

初日はなんとなくお腹が本調子でないことは、【2】の記事に書いた。こういう時に
すごいご馳走を食べるのはもったいない。かといって、せっかくのハワイ初日を適当に済ませてしまうのはさらにもったいない。
そこで、夕食の時間は、食べるということよりも、夕陽を味わい、ハワイの気分にどっぷり浸かることに重きをおくようにしている。そうすると、必然といつも初日の夜は「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」さんにお世話になることになる。

夕陽が沈む一足先に入店しよう

まず、日の入りの時間を調べる。10月はだいたい18時前後が日の入りなので、夕陽を楽しむのであれば、17:30までには入店しておきたい。

入店時、食事にするかドリンクだけか、と聞かれる。食事を選ぶとしっかり食べることになってしまう。食事ではなく夕陽を楽しむことを選択しているのだから、ドリンクと応える。ドリンクだけといっても、パスタやサンドイッチくらいの軽食は注文可能。
ここでドリンクだけにする理由は他に2つある。ドリンクだけだと、フラダンスやハワイアンミュージックの演奏舞台に近い前の席に通されるからだ。食事と応えると後ろの席を案内されてしまう。ショーを見るというより、ご飯を食べるモードに入る。本当にご飯を食べる場合はそのほうが落ち着いて食べられるからいいのだが。
そして、ちょっと書きにくいもう1つの理由は、お値段の割にお料理のお味が、、、なのである。

ハワイムードを盛り上げるハワイアンカクテル

案内されるオープンテラスは、正面がワイキキビーチ、左手にはダイヤモンドヘッド、右手の方(西側)へ沈む夕日が一望できる。正面にステージがあって、そちらで生演奏、フラダンスショーが行われ、これ以上ない最高のロケーションだ。

そして、とても美味しいお酒が飲める。日本の居酒屋でお目にかかる薄〜いお酒ではない。びっくりするくらいアルコールがしっかり入っている。私はほぼお酒が飲めないが、このお店で必ず「チチ」を注文する。「チチ」はハワイ生まれのトロピカルカクテル。ウォッカベースにパイナップルジュースとココナッツミルクがたっぷりブレンドされたミルキーなカクテルで、ものすごく美味しい。
ついついジュースのように飲んでしまい、1杯でふらふらになるのだが、「ハワイなんだからいいじゃないか!」と完全に気が大きくなるのもお決まりのパターン。

他に、ハワイアンカクテルといえば、ブルーハワイやマイタイがある。お酒が好きな方にはマイタイが美味しいと思う(アルコールに弱い者には強すぎるカクテル)。

ここに来る理由のひとつはポテトチップス

席に座るとオーダーとともに、サービスで自家製?のポテトチップスが出てくる。これが、歯ごたえが固くパリッとしていて、塩気がしっかり効いて実に美味しい。甘いカクテルとの組み合わせが抜群、おまけに無料でお代わり自由。実は、このポテトチップスがここに来てしまう大きな理由の1つである。
サンドイッチやパスタなどの軽食を注文したこともあるが、ポテトチップスをあてにカクテルを飲む方が美味しいので、ついつい料理はたのまずにポテトチップスをお代わりして、カクテルを楽しむ。

ハワイアンミュージックに癒され、フラダンスに魅了される

最高のロケーション、美味しいカクテルとポテチ、そして、耳に心地よいハワイアンミュージック。ステージでは、おじ様3人がギターを弾きながら緩やかで美しい歌を歌ってくれている。これぞ、上質ハワイ!と思ってしまう歌声だ。

そうやって癒されていると、だんだんと夕陽タイムがはじめる。
おじ様たちのバックの海の向こうに太陽がゆっくりと沈み、空の色が、様々に変化する。優しい水色、少し灰色の部分、薄いピンク、濃いオレンジ、季節やその日の天候によって、毎日異なる空の変化を楽しめる。
写真や動画を撮り、カクテルを楽しみながら語らったり。もの思いにふけるような何も考えないような、地球を感じる贅沢な時。
この時間は本当に特別で、このためだけにまたハワイに来たいと思うのだ。

この夕陽タイムの前からフラダンスショーが始まる。
おじ様の歌→おじ様の歌+フラダンス→おじ様の歌+フラダンス+夕陽、という風にゆっくりと段階的にハワイムードが盛り上がる。
ちょうど夕陽が沈む頃にクライマックスを迎えるように計算されているような演出だ。
夕陽が完全に沈んで、暗闇の中のフラダンスもなかなか素晴らしい。松明の明かりに照らされて、しっとりと大人の時間といった雰囲気になる。
そして、BGMはずっと波の音。

ここのフラダンスは、なんと元ミス・ハワイが踊ってくれる。美しく上品この上ない。
途中、衣装チェンジのためにはけることはあるが、大体17:30-20:30頃までステージは続く。

チャージ5ドルとシンボルツリーの倒木

ハレクラニはオアフ島のホテルでの中で1、2を争う高級ホテルなので客筋が良い。またどちらかというとファミリー向けというよりは、カップルや大人のためのホテルなので、騒がしさが少なく、ある程度のマナーが守られている雰囲気がある。

真っ白が基調の建物と調度品、よく手入れされた庭、ハワイらしい南国の花材を使った計算され尽くしたフラワーアレンジメント。ホテルに一歩み足を踏み入れると、いい意味で背筋が伸び、それなのにリラックスできる。

これまで書いたように、何もかもが満点の場所。サンセットの時間にハウスウィズアウトキーで過ごすことは、お得すぎると思っていた。カクテルはそこそこいいお値段するし、サービス料もとられるけれど、ポテチ無料、生演奏&フラショー無料、最高のロケーションの夕陽付き、なんてコスパ良すぎ。

しかし、とうとう今年からフラダンスのチャージを課せられるようになってしまった。カクテル1杯に5ドルが付加される。
今回、夫3杯、私1杯の計4杯で20ドルのチャージとなった。
また、残念なことに、元ミス・ハワイによるダンスは週1回程度になっている。(他の日は元ミス・ハワイではない女性が踊ってくれる)
条件が劣化し、以前は無料だったものが有料になってしまった。

それから、悲しいことに舞台の横にあったシンボルツリーが、海水の侵食で倒れてしまった。
この大きな木の下で踊るフラがなんとも言えない絵になっていたのだが、もうあの景色が見れないと思うととても悲しい。
昔に比べるといろいろとマイナスになってしまったが、ここで過ごすかけがえのない時間を考えると、まだまだ価値があると思えるので、これからも通うことになるだろう。

この記事を書いた人

tomoko3

現代のエビデンス社会では認められていない本物の「自然の理」を実践中。
それは、水や光に学ぶことであり、なんにでも応用できる。
室内水光栽培士/結界士