気楽に誰でもできる!毎日1冊本を読む方法

読書を習慣にしたい人は多いのではないだろうか。
読書習慣がある人の方が年収が高いとか、成功者はみんなよく本を読むとか、読書にまつわるポジティブなデータがたくさんある。
いろんな速読法があるし、読書の方法論を語った本も多い。

読書習慣がついたきっかけはフォトリーディング

私は、もともと本が好きだったが、読む時期はたくさん読み、読まない時期は全く読まないといった偏りがあったり、会社員の時は、なぜかビジネス書をほとんど手に取らなかった。
仕事が忙しかったので、読書時間くらいは仕事のことを考えさせるビジネス書は読みたくなかったのかもしれない。
読む時はどっぷりとその世界にはまれる小説ばかりを読んでいた。

こんな私でも、5年前から、1日に1冊くらいは当たり前のように読むようになった。
特にビジネス書をたくさん読むようになった。
そのきっかけは2013年にフォトリーディングを学んだことだったのだが、そこから自分なりに読書のやり方をいろいろと工夫し、今、とても楽に1日1冊以上読んでいる。

問題は時間とお金

毎日1冊読むとなると、まず考えられる壁は時間とお金の問題だ。
一般的な社会人は、毎日1冊読む時間を取るのは難しい。
読むスピードにもよるが、仕事や家事育児より読書の優先順位を高く維持できる人は少ないだろう。
よほど読むことが習慣化していないと、毎日継続することはできない。
習慣として定着させるまでに挫折してしまう。

そして、もう一つの障壁が本の代金だ。
一般的なビジネス書はだいたい1,500円くらい。
1ヶ月で45,000円かかり、年間547,500円が必要となる。
読書にここまでお金をかけられる人はそんなに多くない。

図書館と電子書籍を利用しよう

私は平均すると月に10冊くらい本を買っていて、15,000円くらいかけている。
これなら、習い事の月謝、もしくは飲み会2〜3回くらい。
優先順位は人それぞれだが、読書の順位がそれなりに高ければ、出せる範囲ではないだろうか。

あとは図書館を活用して月に7〜8冊くらい借りている。
それに加えて、Amazonの電子書籍Kindleを大いに活用。
KindleUnlimitedという月980円で電子書籍が読み放題というプランを利用し、可能な限りダウンロードして読んでいる。
KindleUnlimitedのラインナップは正直イマイチだったりもするのだが、少し古くなったベストセラーなど、読み損ねていた本を見つけることもある。
意外な掘り出し物を見つける楽しさがあり、無料なので、雑誌とか、いつもは読まないジャンルの本とか、気軽に試すことができる。

たくさんの本を読まないといけないという幻想

そして、必ず毎日異なる本を読まないといけない、という思い込みを捨てた。
読みたい本を何度も読む。

多読のメリットはたくさんあるが、読んだ本の数を追いかけて、そればかりを試金石にするのはどうだろう?
読書習慣がつくまでは、年間○○冊読むといった目標は大切だが、それに縛られるよりも大切なことがあるように思う。

本を読む目的は毎度異なるかもしれないが、良い本に出会ったら、そこから学んだことを自己成長に繋げたいと考えている。
そうなると、1度読むだけでは物足りなかったり、もっと詳細に読みたかったり、メモとしてまとめたかったり、読んだことを習慣化したかったりする。
1度だけしか読まない本、何度も読む本、注意深く読む本、ざっくり読む本、という風に緩急をつけて読書をする。
目的に合わせて臨機応変に読み方を変え、読書から得たエッセンスをなるべく血肉に変えたいものだ。

ながらの音声読み上げで1冊読了

では、具体的にどうやって読んでいるか。
いろんな読み方をしているが、主力の読み方は電子書籍の音声読み上げだ。
本はすべて電子書籍(Kindle)で購入し、それをスマホの読み上げ機能を使って数倍速で再生する。
読むというより聞くのだが、だいたいのビジネス書は2時間くらいで1冊を読み終えることができる。

この2時間はわざわざ捻出する必要はない。
家事にとりかかっている1時間、通勤などの移動時間1時間で、1冊読めてしまう。
入浴時間などもよい。最近のスマホは防水のものが多いので、お風呂に持って入って聞くと、あっという間に1/3冊くらいは聞ける。

とりあえず聞いてみて、しっかり読みたい本であれば今度は目で再読する。
ざっくり目次などを読んで目的を設定し、再生して耳で読む。
という風にいろんなやり方をしている。

音声読み上げだと、とても気軽に1日1冊読めてしまうので、読書習慣が定着しない方は、一度おためしあれ。

TTS(Text To Speech)が有効の電子書籍を買おう

好き嫌いの話をすると、もちろん紙の本の方が好きだ。
しかし、どうしても本が溜まってしまい、定期的に処分しなければならない。
そのために買う本はなるべく電子書籍にしていたのだが、読むとなると物理的な紙の本の方が読みやすいと感じ、電子書籍が積読状態だった。

電子書籍の音声読み上げを始めてから、あっという間に積読が解消。
検索もしやすい電子書籍の方が圧倒的に便利だと感じるようになった。

それでも、物理的に持っておきたいような本は、紙で買うことにし、場合によっては、紙と電子書籍の両方を購入している。

電子書籍を買う時に、1つだけ注意してほしいことは、TTS(Text To Speech)が「有効」の本を買うこと。
たまに、TTS(Text To Speech)が「有効にされていません」という本があり、電子書籍であっても読み上げできない。
大体の電子書籍は「有効」なので、いつも気にせずパパッと購入してしまうのだが、たまに「有効にされていません」という書籍にあたると、読み上げできずがっかりするので要注意。

テクノロジーの進化とともに、本を読むのも、読書習慣を定着させるのも簡単になった。
新しい機能をうまく使って労力は最小にし、自分の成長に繋げることに注力したい。

この記事を書いた人

tomoko3

現代のエビデンス社会では認められていない本物の「自然の理」を実践中。
それは、水や光に学ぶことであり、なんにでも応用できる。
室内水光栽培士/結界士