デジタルオンリーをやめて紙の手帳を購入した理由【ほぼ日カズン】

秋が深まる頃、来年の手帳があちこちで活気を帯びはじめる。
来年1年をどう過ごそうかと思い浮かべ、今年の反省をしつつ、手帳を物色するのは楽しい時間だ。
さて、2019年はどうしようか。

スケジュール管理はデジタル一本化にした2018年

長年愛用していたほぼ日手帳を、2018年は購入しなかった。
デジタル一本でスケジュール管理し、一元化することでシンプルにしたかったからだ。
毎年紙の手帳を購入していたが、年々書き込まなくなってしまったというのもある。

テクノロジーの進化によってデジタル管理がとても便利になった。
詳細な設定ができるGoogleカレンダーだけで、スケジュールを管理するのは十分だ。
メモしたい場合は、Apple PencilとiPadがあればOK。

紙の手帳とデジタルのスケジュールを併用することで、もやもやした時期があった。
紙に書いたり、ノートアプリに書いたり、あちこちにデータが散らばってしまう問題。
紙の手帳を使うとそれも持ち歩くので、荷物が重くなってしまう問題。

これらの問題は、デジタル一本にしたら解消されると思い、思い切って2018年は紙の手帳を廃止したのだ。

紙に書きたい衝動

1年間運用してみた感想は、特に困ったこともないし、荷物は減ったし、全体的にシンプルになって良かったと思う。

しかし、1つだけ、予測していなかった事が起こった。
定期的に、無性に紙に書きたくなる衝動が湧いてくるのだ。
毎日のようにApple PencilとiPadで手書きのメモは書いていたけれど、物理的な紙とペンで書きたくなる。

結局、家にあったモレスキンを引っ張り出してきて、メモ帳として使うようになった。
併用ルールは、モレスキンはメモとして、デジタルはスケジュール管理として使うと決めた。

そうすると、やはり起こってしまったのは、モレスキンを忘れてしまう問題。
デジタル一本化に慣れてしまっていたので、モレスキンを忘れてスマホのメモ帳に書いたり、家にいる時はモレスキンに記入したりと、データの分散が再燃してしまった。

このスッキリしない感じを2019年は引きずりたくない。
シンプルに管理しつつ、紙に書きたい衝動も満たす方法はないだろうか。

自分のやりたいことを分解してみる

自分の希望を整理しよう。

・スケジュール管理はGoogleカレンダーで十分
・メモデータは一元化したい
・物理的な紙に書くという行為を残したい
・紙を持ち歩かないで済ませたい

スケジュール管理に関しては、Googleカレンダーだけで満足しているので、たぶん問題の本質ではない。
メモの部分をどう運用するかを、根本的なところから紐解いてみる必要がありそうだ。

メモとして書きたい事は大きく分けて2つある。
1つ目は日々の行動管理に使ったり、ちょっとした気づきなどを書いておくメモで、これは1日1ページ欲しい。
2つ目は仕事のメモ、学びのメモ、読んだ本などのメモで、まとまった事を書きたい。マインドマップでまとめる事が多いため、それなりの広いスペースが必要。
ちなみにマインドマップは手書き派である。

この2種類のメモを同じところに書く必要はないので、分けて考えてみる。

2つ目のメモは、内容を考えると外出先と家で書くことが半々くらい。
紙を持ち歩きたくないのだから、スマホに入力するかApple PencilとiPadで手書きするしかない。こちらはデジタルデバイスで管理した方がいい気がする。

これに対して、1つ目のメモは、毎日の自己管理用で使っていて、持ち歩く必要はない。
朝にその日の確認をし、夜に振り返りの時間をとるようにしているのだが、その時にメモできればよい。
ということは、紙の手帳に書いて、家に置きっぱなしにしておけばいい。
日中に思いついたちょっとしたメモは、スマホに入力しておき、夜のふりかえりで紙の手帳にまとめるようにすればいい。
家置き専用の手帳だと、重さを気にせず、余白が広いものを買うことができる。

ほぼ日手帳カズンを活用する

長年ほぼ日手帳を使っていながら、だんだん書かなくなってしまった原因は、『ほぼ日手帳オリジナル』の書くスペースが小さいと思うようになったからだ。
特にマインドマップを書く場合、広い余白が欲しい。

この問題は、オリジナル(A6)からカズン(A5)に変更することで解決する。
ほぼ日手帳には、いくつかのラインナップがあるが、最もポピュラーなオリジナルをやめて一番大きいサイズのカズンを使うことによって、かなりスペースが広くなる。
持ち歩くことを考えると、カズンは「ないなぁ」と思ってたが、家置きならカズンにして、ガンガン書こうと思った。

ほぼ日手帳がベストな理由

実際にカズンを買ってみると、これだ!という感じがした。
自由に書ける紙面、毎日1ページの余白、薄いけど記入するのに最適な紙質。
いろんな手帳があって迷うけれど、今のところほぼ日手帳を超える欲しいものはない。
書くことをガチガチに決められていない自由度がいい。

どれを使うかは個人的な好みなので、新しい1年をわくわくしながら過ごせるツールになればどれでもいいと思う。
自分自身でお気に入りを探すこと、そのプロセスから楽しむことが大切だ。
なぜなら未来はわくわくしながら自分で創り出すものだと思うから。

2019年は、Googleカレンダーでスケジュール管理し、メモの用途によって、デジタルのメモ帳とほぼ日カズンを使い分けることとしよう。

この記事を書いた人

tomoko3

現代のエビデンス社会では認められていない本物の「自然の理」を実践中。
それは、水や光に学ぶことであり、なんにでも応用できる。
室内水光栽培士/結界士