新しく人に出会うと、3回に一度くらいは「ハワイが好き」という人にぶち当たる。
このまま計算すると、世の中の人の30%はハワイが好きなことになってしまうのだが、もちろんそんなことはない。
それでも日本人でハワイを愛する人が多いのは事実だ。
逆に、ハワイに興味がない人は、何がそんなにいいのかわからないのではないかと思う。
それなら、初心者にもわかるよう、ハワイの魅力をまとめてみよう。
恋い焦がれるのは爽やかな気候
よいところは数多くあるけれど、なんといっても爽やかな気候が魅力だと思う。
日本は四季があるのが良いのだが、夏が長く湿度が高い。私はこの湿度が高い高温と寒い冬が苦手だ。
暖かい地域は世界中に存在するが、気持ちよくカラッと晴れて、湿度が低く、心地良い風がさわさわと吹く場所は限られる。
ハワイには雨季もある。しかし、長雨のイメージはあまりない。さっと降った後、空に虹が出るのもスカッとした気持ちになって好きだ。そして、雨季であっても海に入れるくらい暖かい。
遠からず、近からず、日常から離れるのに最適
湿度が低くてよく晴れる地域は他にもある。
では、アクセスのしやすさはどうか。
気候とアクセスから考えられる最大のライバルは沖縄だと思うのだが、私にとっては沖縄は少し近すぎる。
(沖縄も魅力的な観光地だが、夏休みに旅行の計画を立てると、結構な割合で台風に遭遇してしまうのが最大の難点。)
旅には、移動するプロセスも大切で、直行便で行き7時間半かかるハワイは、日常からワープする感覚がある。
ハワイ行きの直行便は、夜遅くに出発することが多い。
仕事終わりに急いで帰宅し、シャワーを浴びて出発の準備をする。フライト2時間前には空港に到着するよう出かけてチェックイン。免税店で化粧品など物色し、ラウンジで軽食をとる。
搭乗するともう夜中なので、機内では映画を少し観て眠る。起きたら、そこは楽園ハワイ。現地の朝に到着するので、その日もほぼ1日楽しむことができる。
(時差は19時間なので、時差ボケ気味の初日は軽く流すのがオススメ。)
こうやって、徐々に日常からハワイでのバカンスモードに入っていくプロセスが心地良い。
海あり山あり街あり、15の気候が存在する魅力
ハワイの最大の魅力は総合力だろう。
自然にまみれたいし、美味しいものも食べたいし、ショッピングでいいものも買いたい。
こんな欲張りな私の願望を満たしてくれるのがハワイだ。
ハワイ諸島は19の島からなるらしいが、観光地としてよく知られているのは、オアフ島、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島、ラナイ島の5つ。
そして、ハワイには世界にある17の気候区分のうち15があると言われている。気候がこれだけ多様であれば、自然の有様もいろいろだ。
ハワイ諸島には、富士山より高い山があり、ジュラシックパークなどの映画撮影地となった手つかずの自然が残る場所があり、溶岩で覆われた大地があり、シダで覆われた鬱蒼とした密林もある。そして自然と共存するように最先端のお店が並ぶ街、ホノルルがある。
多様であるということは、何度行っても飽きないし、いつ行っても新しい発見があるということ。
まだまだあるハワイの魅力、続きはまた!